警察にて。写真はほとんどなし。。
この日の午前までと午後でこの旅の印象がガラリを変わってしまった。そんな事件のおこった日。
ホテルでは朝食を取らず、ホテルの近くの小汚いカフェに出向きクロックマダムを食べる。店をきりもりしている爺さんが不器用に目玉焼きを作って出してくれた。とてもおいしい。常連と思われる客たちの会話からジャポネという言葉を聞き取る。こちらをちらちら見ているし噂されていたのか。
とりあえずホテルに戻りすぐにお出かけ。天気もよくいい日になる予定であった。。駅の自販機でカルトオランジュを買おうとしたがいっこうにクレジットカードを受け付けない。奮闘していると後ろのアジア系の夫婦が「ICチップの入ったカードじゃないとだめ。反対側の窓口で買いな」というのでお礼を言って窓口へ。
購入後、1号線から4号線に乗り換えポルトドクリニャンクールへ。蚤の市だ。誰が買うんやろというようなものばかり並ぶ。前来たときはもっとガラクタみたいなものもあったのに、今回はそういう意味ではまともだった。当然、カタコトの日本語で話し掛けられるが無視。
そういえば、前回来たときに、200から100にまけさせてアフリカの太鼓を買ってしまったのだが、道ですれ違った日本人も太鼓を持っていて恥ずかしかった。店の人が叩いたときはすごく良い音が出てたのに僕が叩くとだめ。けっこう難しい。
お昼はガレットを食べる。ガレットを焼いてるおっさんがおもろいのかバカなのか楽しかった。注文すると、OK、そこに座ってまってろというのだが、しばらくすると「なんだっけ?」と聞きにくる。僕の分ができると、嫁はんの分は「なんだっけ?」と聞く。嫁はんの分ができると「コーラはダイエットか?」というので「ノンダイエット」と答えるとOKといいながらダイエットを持ってきた。どないやねん。
その後、クリニャンクールのメトロの入り口でデジカメでパチリ。これがいけなかった。。
次の目的地はモンマルトル。4号線でマルカデポワソニエまで行き12号線に乗り換えてアベスへ。ところが、マルカデで降り乗り換え通路を歩いているときにバッグの口がパックリ開いていることに気づく。全身から血の気が引くのがわかった。鞄の中を見ると、デジカメがない。ない。。パスポートは無事。しかし、デジカメにはお金で買えない思い出が200枚。。無駄だとわけってるけどなぜか来た道を戻ろうとする。でも、探して見つかるわけもなく。。
とりあえず、アベスに行って警察に行こうと決める。が、アベス駅前の小さな交番は閉まっている。途方に暮れるが、ここで保険に入っていることを思い出した。旅行保険なんて、と思い特に契約内容など見ていなかったがなんと盗難もOKではないか。とりあえず、保険会社と連絡をとることに。保険会社にはフリーダイヤルで24時間とあるが、フリーダイヤルのかけ方がわからない。とりあえずテレカルトを買って有料で繋いでかけ方を聞くことに。ホテルに帰ってガイドブックを見る時間もおしかったので。
ところがテレカルトを買うために入った郵便局が混雑。やっと番が来たと思ったらTCの扱いに慣れておらずものすごい時間がかかった上、手数料FFR25。今日は、何をやってもだめな日かも。
とりあえずテレカ入手。東京の事務所に電話しフランスでのフリーダイヤルのかけ方を聞き一度切り、すぐにフリーダイヤルでかけなおす。話をするとちょっと気が落ち着く。保険は下りるらしく、現地警察での証明書を取っておくようにと言われる。
ちゅうことで目的がはっきりした。警察だ。しかし駅前がしまってるので困った。
とりあえず、店先で花に水をやっていたおばちゃんに聞いてみた。「駅前にあるわよ。え、閉まってた?じゃぁ、、、」と言いかけたときにちょうどパトカーが目の前を通る。しかも止まる。急いで駆け寄るがあえなくパトカー発信。ふぅ。
さっきのおばちゃんが「だったらこの坂を登っってずーとまっすぐ行くとあるから」と言われお礼をいい向かう。パリで道を聞くとたいがい「トゥードロワァ、トゥードロワァ」と何度も言う。この後、二回聞いて二回とも言われた。
この日の写真は当然少ない。が、坂を登るとムーランドゥラギャレットの風車が見えたのでパチリ。
どこを歩いているのかよくわからないままテアトル広場に出るもほとんど何も見えてない。さらに坂を登るとサクレクールに到着。一応嫁はんを連れて行こうと思っていたので。しかし、嫁はんもまったく覚えてないらしい。
ちょうどサクレクールの前の広場にパトカーが。ここは正確に伝えねばと英語でコンタクト。するとやっぱりアベスの駅前に行けというので、閉まっていたというと「あ、っそうか。。」的なリアクション。
それならここに行きな、と紙に住所を書き、手で道を指し「この先に階段があるからずーとトゥードロワだ。突き当たったとこに警察がある」と言うのでそこに向かう。
しかし階段を降りるもほんとうなのだろうか、と思うほど歩いてきた。ので、そこらのおばちゃんにも一回聞いてみるとやっぱり「トゥードロワ」だった。
やっと警察に到着。窓口で「スリにあったので証明書を発行して欲しい」と英語で。英語が通じるのはこの窓口の人だけで、警察官はいまいち分からないようだった。待合室に人もそないいないのですぐかと思ったら、ごっつ待たされる。2時間くらいか。今日の予定はめちゃめちゃだ。
やっと事情聴取を受ける。いろんなことを聞かれた。警察官は英語がよく分からないし、僕はフランス語の語彙が乏しいのでけっこう苦労。これがいやであきらめる人もいるらしいが、僕はこんな貴重な経験を逃す手はないと思う。「ヴォートル ポジシオン?」「え、ポジション?、平社員ってなんていうんや...」とまごつくと、いくつか職業の名前を言い出した。あ、職業か。
盗まれたカメラはどこにあったのかという質問が一番苦労した。警察官二人がゼスチャーでポケットを指したりしだしたのでやっと解読。「ドンマサック」と答えるとものすごくホッとしてくれた。三枚の証明書を印刷し、三枚ともにサインをする。一枚は僕に、一枚はその警察署に、もう一枚はパリの中央警察みたいなとこに行くのだろうか。
証明書を受け取り、帰ってよいといわれるが、パスポートを返してもらっておらず「モンパスポール..」と指差すと「Euhh..」テレ笑い。警察署内のトイレを借り(もう3時間くらいたってる)やっと自由に。かなり気分は落ち着いて来た。自分がいた警察が前回宿をとったラマルクコランクール駅近くであることに気づく。が、なかなか駅が見つからない。。やっとのことで見つけた後、もう今日はホテルでゆっくりしようと決める。
夕飯はホテル近くのスーパーで買い物をし、キッチンで嫁はんが料理。その間に、気を紛らすためにさっき買ったテレカルトの残りで友人Tに電話。話したいことはたくさんあったが、残り度数も少なくすぐに切れてしまった。。
フランスといえばワインだろうということでテーブルワインを。ロゼ。しかし、ホテルにあったオープナーがしょぼく、開けるのに失敗。ナイフでコルクを削って強引にピッチャーにあける。食事は今日の出来事を忘れさせてくれる唯一の時間。というわけにもいかなかったが、おいしかった。。
そんな悔やんでも悔やみきれない一日。いつ盗られたかを考えると、改札を通るときに改札がなかなか開かなくて強引に押していたとき、か、地下鉄内の対面式シートの後ろから手を伸ばして来たかどちらかだ。車内がすいてたので鞄をひざの上に置くのを忘れて体の横に置いてしまった。油断した。。後で思うと防ぐことは十分できたと思う。あぁ。その後、保険でデジカメ+CFカード代が100%支払われる。でも200枚の画像はどこへ。ひょっこりどっかのサイトに置いてないかな。。
クロックマダムなど朝飯
FFR90
スーパー
FFR60
バゲットなど
FFR6
カルトオランジュエブドマデール
FFR174
昼飯
FFR92
水(警察で)
FFR5